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2011年1月 7日 金曜日

研修委員会活動報告

研修委員会活動報告 
委員長 栗林勉

研修委員会では、例年通り春季研修会と夏季合宿を行いました。春季研修会では、法曹人口増加の状況下で、法律事務所がどのようにして新規の依頼者を獲得すべきかが重要なテーマであると考え、船井総合研究所の出口恭平氏に依頼者獲得のためのマーケティング方法、事務所の効率的運営についてお話をいただきました。また、第2部として、日本IBMの伊藤瑞穂氏、ベストコミュニケーションズの光安智秀氏に法律事務所にサーバーを導入するメリット、費用、業務用ソフトの内容についてお話をいただきました。親和会の先生方も40数名のご参加をいただき、色々なご質問をいただいたことで、業務の拡大について多くの示唆をいただくことができ、非常に実りのある研修となりました。
親和会の夏季合宿は、例年通り箱根湯本富士屋ホテルで開催し、140名の先生方の参加をいただき、盛況に合宿を終えることができました。日弁連では、宇都宮執行部の発足により弁護士人口問題が最大のテーマとして議論されているところ、ちょうど同じ日に法曹人口政策会議の第1回会議が開催されたことから、高中幹事長から日弁連の議論の最新情報をお話しいただきました。また、東京法曹の市川先生から「債務整理事件処理の規律を定める規程」についての報告をいただきました。これはクレサラ事件の報酬の上限、業務方法などを定めるものであり、会員にとって身近な問題であることから、活発な議論をいただいております。夜の懇親会は例年同様くじ引きで多くの商品をいただき、二次会も、例年以上の参加をいただき、普段お話のできない多くの先生方ともお話のできる貴重な機会となりました。
また、合宿では、例年同様若手会員からの研究成果の発表をいただき、非常に勉強になりました。全期会業務推進委員会の先生からは、下請取引に関する解説をいただきました。発表方法に工夫をされ、楽しく聞くことができました。二一会研究部からは、高齢化社会で特に近年問題となっている高齢者の法律問題として、高齢者の施設入所契約に関する法律問題について、多くの判例を含めて非常に詳細な発表をいただきました。東京法曹会の先生からは、裁判員裁判について、実際に裁判を経験された先生方から、実際の事例を基に、模擬実演を行っていただくなど、役者顔負けの好演技を見せてもらいました。最後に法曹大同会の先生からは、特定商取引法、割賦販売法の改正について、実際にご経験された裁判や法律相談の例を引用しながらとても分かりやすい解説をいただきました。いずれの発表も、夏季合宿に向けて入念な準備をいただき、日々の業務に役立つ情報を多くいただき、感謝しております。
現在、法律の内容は益々複雑化していますし、社会全体の動きが激しく、法律問題も世相を反映しながら、大きな変化をもたらしています。弁護士人口増加も考えると、弁護士の新規分野への挑戦が必要であるとともに、日々の研鑽が重要であることを再認識させられました。夏季合宿は、若手会員にとっても貴重な体験の場であると思いますので、是非とも一層多くの会員の先生にご参加いただければと願っています。
最後になりましたが、研修委員会のメンバー、執行部の先生方には、11月以降毎月1回のペースで委員会を開催し、熱心なご議論をいただきました。この場を借りて改めて感謝申し上げます。

投稿者 東京弁護士会 二一会 | 記事URL